おわりに

 「あのときピカがなかったら」。
 原爆げんばくが投下されなければ多くの人が悲惨ひさんな死をむかえることも、生きのこった人々がつらく悲しい記憶きおく背負せおって生きていくこともなかったはずです。
今回紹介しょうかいした資料しりょうは、広島平和記念きねん資料館しりょうかん収蔵しゅうぞうされているもののうちごく一部ですが、多くの思いを感じていただけたと思います。

 あの日、大切な家族をうしなった人々が経験けいけんしたこと、そして絶望ぜつぼうのなかでなやみ苦しんだ日々は、わたしたちの想像そうぞうおよばないほど壮絶そうぜつなものでしょう。
 「他のだれにもこんな思いをさせてはならない」。
 原爆げんばくによる被害ひがい者たちの思いをつなぐため、わたしたちができることは何でしょうか。あらためて考えてみませんか。


協力きょうりょくいただいた機関きかん敬称けいしょうりゃく順不同じゅんふどう
中国新聞社、朝日新聞社、似島にのしま学園、広島原爆げんばく障害しょうがい対策たいさく協議きょうぎ会、袋町ふくろまち小学校平和資料館しりょうかん
さらに写真提供ていきょう者をはじめ多くの方々、機関きかんのご協力きょうりょくをいただきました。


君を想う

-あのときピカがなかったら-