そして、今
基町の東側は、広島県庁や国の合同庁舎などが立ち並ぶ官庁街へと姿を変えました。
基町の西側は、基町高層アパートが建設され住宅地になるとともに、中央公園が整備され、ひろしま美術館、広島市中央図書館と映像文化ライブラリー、こども文化科学館やこども図書館などの文化施設や、広島県立総合体育館やファミリープールなどのスポーツ施設が整備されています。
新しい施設が整備されていく一方で、姿を消していくものもあります。戦後、広島の復興を市民とともに支えてきた広島市民球場は、今、その役目を終え、ライト側外野スタンドの一部を残し、新たなスタートを切ろうとしています。
現在の基町地区
真紅に染まるスタンド
2008年(平成20年)9月28日公式戦最終試合。
スタンドは赤一色です。
2008年(平成20年)9月28日 提供/広島市郷土資料館
現在の広島市民球場跡地
ライト側スタンドの一部のみ残されています。
2012年(平成24年)5月
撮影/広島平和記念資料館 協力/株式会社広島マツダ