原子爆弾確認のための大本営調査団の派遣
トルーマン声明を知った大本営は、原爆であるかどうかを確認するために急きょ、調査団を広島に派遣します。
調査団は、参謀本部第二部長の有末清三中将を団長とし、原爆研究「二号研究」に携わっていた技術将校らと物理学者の理化学研究所の仁科芳雄氏ら総勢9名で構成されていました。
8月8日に軍用機で吉島飛行場に到着。市内軍施設を中心に調査を行なうとともにそれまでの各機関の調査報告を受けます。
これを踏まえ、10日に陸海軍合同検討会を開催し、席上で原子爆弾であるとの結論
を出しました。
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17 陸軍省広島災害調査班速報第四号(電報)
1945(昭和20)年8月9日付
18 「大本営調査団主催合同検討会」 草稿
1945(昭和20)年8月7日付
「原子爆弾ナリト認ム」
19 仁科芳雄氏送付の砂など試料
20 仁科芳雄氏送付の試料から放射線を測定したことが記されている木村一治日記
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