2ヵ月後と2年後の広島
菊池(きくち)氏が被爆(ひばく)から2カ月後と2年後に同じ場所をほぼ同じ地点から撮影(さつえい) した4対の写真。左(2カ月後)と右(2年後)の写真を 比(くら)べると、焼け野原と化した街に家が建ち、にぎやかな人通りや子どもの遊ぶ姿(すがた)が戻(もど)りつつあるのが分かる。原爆(げんばく)によってすべてを失った人々が、絶望(ぜつぼう)の底から立ち上がり、一日一日を懸命(けんめい)に生きたことの証(あかし)である。