23●アメリカから返還された資料
1973(昭和48)年5月10日
広島大学原爆放射能医学研究所附属原爆医学標本センター
終戦直後にアメリカ軍が収集し持ち帰っていた被爆関係資料が、1973(昭和48)年、日本の要求により返還された。この中には被爆直後の広島の惨状を撮影した写真1,879枚が含まれており、以後遺品と並ぶ展示資料の柱となった。
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22●資料保存への一歩
1975(昭和50)年8月~9月 広島平和記念資料館
改修工事後の資料館。展示内容を一新し、資料の劣化を防ぐために展示室への陽射しを遮断した。
24●遺品を託して
1979(昭和54)年8月6日 広島平和記念資料館
大切な肉親の遺品を手放すのは忍びないことだった。しかし、「原爆の悲惨さを伝えるために少しでも役立つのなら」という思いから、一つまた一つと遺品が資料館に寄せられた。写真は展示された帽子、学生服、ベルト、ゲートルの前で、涙する3人の母親たち。
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