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被爆前の広島を撮影した映像をデジタルリマスター処理し平和データベースで公開しました
2017年7月6日
平和記念資料館では、昨年度から資料の劣化状況の調査、展示環境・保存方法の改善や資料の保存措置の強化に取り組んでいます。
特に劣化の進行が危惧される写真フィルムや動画フィルム・ビデオテープについては、保存方法を改善するとともに、デジタル化による画像・映像データの保存を図っています。
この中で、被爆前の広島を撮影した16mmフィルムをデジタルリマスター処理しましたので、この映像を平和データベース動画ページでの公開を開始しました。資料館東館地下の情報資料室でもご覧いただけます。
河崎源次郎氏撮影 1935(昭和10)年4月頃の広島
http://a-bombdb.pcf.city.hiroshima.jp/pdbj/detail/256911
映像の概要
- 撮影、寄贈 河崎源次郎氏(1963年寄贈)
- 時間 3分9秒
- 撮影時期 1935(昭和10)年4月頃
- 媒体 16mm白黒フィルム 音声なし
- 内容 寄贈者が当時広島市内で撮影したもの。桜の花や、相生橋、八丁堀、元安橋付近などで街を行き交う人々が写されている。これまで寄贈時のメモから1936(昭和11)年撮影と考えられていたが、今回の処理で画質が向上したことにより、1935年4月3~4日頃の撮影の可能性が高いことが判明した。
問合先
学芸課 TEL 082-241-4004