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5-3-1核開発と拡散


ソ連が初めて行った核実験

1949年(昭和24年)8月29日 セミパラチンスク核実験場 PPS通信社提供   

 

 1949年(昭和24年)、ソ連が原爆の実験に成功し、アメリカの核独占体制が崩れ、軍拡競争は拡大の一途をたどりました。相手が攻撃すれば、核兵器を使用すると威嚇し、敵の攻撃の意図をおさえ込む核抑止論により1980年代なかばまでには、計算上、地球上のすべての人間を何度も殺すことを可能にする核戦力が蓄積されました。「核抑止」の名目で、核兵器を保有する国が増加し、核戦争の危険性がさらに増大しました。