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- フロア東館3階
- 5核兵器の危険性
- 5-1原子爆弾の開発と投下
- 5-1-3広島への投下
5-1-3-1投下目標の検討
目標検討委員会第2回会議の要約
1945年(昭和20年)5月12日 アメリカ国立公文書館提供
6. 目標の現状
博士は、可能性のある目標のうち、次の三つの条件を備えたものについて調査を行った。
(1)直径3マイル以上の大規模市街地を有する重要な目標
であること
(2)爆風によって効果的な損害を与え得ること
(3)この8月までに、攻撃を受ける可能性が低いこと
広島―陸軍の重要な補給基地であり、都市工業地域の中心に位置する出港地でもある。また、レーダーの目標として適しており、市域の広範囲に大規模な損害を与え得る都市規模である。隣接する丘陵地は、爆風の集束効果を生じさせ、その被害を増幅させるであろう。複数の川が存在するため、焼夷弾の目標としては適当ではない。(AA級目標に分類される。)
原爆の投下目標都市は、軍人と科学者で構成する目標検討委員会で、軍事的観点から検討されました。1945年(昭和20年)4月27日の第1回会議で目標地域の選定基準が決まり、17地域が研究対象として選ばれました。5月11日の第2回会議では、都市の規模や爆風で効果的に損害を与えることができるなどの条件で京都、広島、横浜、小倉の4つの目標が選ばれました。また、目標の選定の際には日本に与える心理的な効果も非常に重要な点であることで意見が一致しました。
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