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2-3-1-6ズボン

爆心地から880m 三川町 横山滋寄贈

東京帝国大学の大学院特別研究生だった横山高明さん(当時25歳)は、祖父の蔵書整理のため三川町の実家に帰省していたところ被爆し、火傷とけがを負いました。牛田町に借りていた家まで家族とともに避難し、その後、家財の一部を疎開していた高田郡郷野村まで移動しました。8月15日ごろから高熱や下痢の症状が出て食べ物がのどを通らなくなり、医学生だった弟の滋さん(当時21歳)が懸命に看病しましたが8月22日に亡くなりました。このズボンは、当日高明さんがはいていたもので、母親のユキさんが大切に保管していました。

 

横山高明さん
横山滋提供