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2-2-8-1被爆時に身に着けていたもの

爆心地から900m 小網町 瀬川真澄寄贈

広島市立中学校1年生の瀬川誠治さん(当時13歳)は、動員学徒として建物疎開作業中に被爆しました。母親のアヤメさんは、誠治さんの弟の真澄さんらを連れて市内を捜しまわり、8日、誠治さんが郊外の高須国民学校に収容されていることを聞いて駆けつけました。アヤメさんは、部屋いっぱいに寝かされた負傷者の中から見覚えのある靴を手がかりに、息子を見つけました。大火傷で顔は判別できませんでしたが、声をかけると目を開け、誠治さんと確認できました。自宅に連れて帰り、懸命に看病しましたが、8月11日に亡くなりました。
これらは誠治さんが被爆した当日に身に着けていたものです。

本館 被爆の実相 2 8月6日のヒロシマ