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3-1-3-1ワンピース

爆心地から600m 堺町 
寺尾寛寄贈

寺尾宣枝さん(当時24歳)は堺町の自宅兼寝具店で一人留守番をしていた時に被爆しました。自宅の寝具店の大きなショーウインドーのガラスが粉々に割れ、全身に無数のガラス片を浴びました。深い傷を負いながらも翌日には五日市の疎開先にたどり着きましたが、衰弱がひどく、亡くなりました。

被爆時に来ていたこの服は、血液の跡が変色しています。

 

父親・寛さんの言葉より

わが娘は左半身大火傷と打ち身、それに無数のガラス片が刺さり、出血はようやく止まっていましたが、非常に衰弱しておりました。その後看護のかいもなく8月18日に亡くなりました。

本館 被爆の実相 3 被爆者