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5-3-1-5核兵器開発技術の流出

 

 冷戦終結後、アメリカとロシアの核兵器の削減は進みましたが、解体した核兵器の核物質の管理、核開発技術や人材の流出防止が重要となりました。しかし、旧ソ連から流出したと思われる核物質の密輸事件が相次ぎ、2004年(平成16年)2月にはパキスタンのアブドル・カーン博士の告白により、核の闇市場の存在が明らかになりました。カーン博士は、核の闇取引によりパキスタンの核兵器の開発を主導し、北朝鮮、イラン、リビアの核開発に協力しました。