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6-2-1-6にぎわうヤミ市

 

厳しい食糧事情は戦後も続き、1945年(昭和20年)の秋から冬にかけて栄養失調になる広島市民が増えました。配給物資が不足する中、人々はいわゆるヤミ市で物資を買い求めました。日本の敗戦後の8月末ごろから広島駅前などで始まったヤミ市は、警察の取り締まりと食糧事情の好転などにより、1947年(昭和22年)後半には姿を消しましたが、戦後の一時期を象徴する風景でした。