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3-2-4体と心に刻まれた傷


吉川清さんの背中と両腕のケロイド
1947年(昭和22年)4月30日 千田町一丁目 広島赤十字病院

原爆は、
人々の体と心に深い傷を残しました。
絶え間ないケロイドの痛みや度重なる手術は、
体だけでなく心も衰弱させました。
年月を経て現れる放射線による障害が
長期にわたり人々を苦しめ、
健康な状態の人も
いつ発症するか分からない病への不安から
逃れることはできませんでした。