新着資料展の内容をご覧いただけます
現在、当館は新型コロナウイルス感染予防及び拡散防止のため臨時休館としています。
これにともない、3月26日より開催を予定していた平成30年度寄贈資料をご紹介する「新着資料展」がご覧いただけない状況です。
このため、ホームページを使い、展示内容をご紹介するとともに、一部の資料については動画で解説しています。
※2020年6月1日より開館しました。
ごあいさつ
あの日から74年以上が過ぎた。言葉にすればたった一言のその歳月に、どれだけ多くの慟哭が詰まっていることだろう。
何が起きたのかも分からないまま、誰に看取られることもなく、無残に亡くなってしまった人がたくさんいる。
その長い歳月で、生涯頭から離れなかったあの日のことを、語らないまま亡くなった人も少なくない。今も癒えない深い傷を抱えている人もたくさんいる。
確かにそこに息づいていた命を、生活を、一瞬にして奪った原爆。原爆さえなければ。こんなことは、もう決してあってはならない。
その願いを込めて、今も多くの方から大切な被爆資料が寄贈されている。
平成30年度(平成30年4月~平成31年3月)寄贈点数 613点
展示内容
※敬称略、順不同にご紹介します。
※各項目をクリックすると展示内容が閲覧できます。
3.商工経済会から南西方向に向かって[写真](撮影/桝本聡、提供/桝本俊郎)
4.被爆前、相生橋から広島県産業奨励館に向かって[写真](提供/Hilario S. Calara Jr.)
5.広島県物産陳列館で展示されていたと思われる漆器(寄贈/林正史)
14.妹とした最後の作業(画/尾崎稔)
15.光る物が落下し、B29爆撃機は見えなくなった(画/木村秀男、寄贈/木村正)
16.爆風と黒い煙が体に当たり地面に叩きつけられ意識を失った(画/木村秀男、寄贈/木村正)
17.助けを求める草津国民学校の生徒たち(画/木村秀男、寄贈/木村正)
18.倒壊した建物の下敷きになって、兄は死んだ(画/木村秀男、寄贈/木村正)
19.ようやく見つけた兄は、手も足もない半分焼けた遺体になっていた(画/木村秀男、寄贈/木村正)
24.ジャムの蓋に使用していた油紙(寄贈/小早川源海・川口洋子)
26.ゲートル、奉公袋、国民労務手帳、体力手帳(寄贈/岡野政俊)
30.懐中時計、煙草ケース、バックル、名刺、遺言状(寄贈/土井芳子)
31.絶筆となった手紙(寄贈/森田健司)
32.届いた手紙「娘は死にました」(寄贈/下村喬)
33.植木鉢(寄贈/匿名)
34.熱線を浴びた瓦(寄贈/勝盛美奈子)
35.熱線を浴びた瓦(寄贈/向井幸介)
36.熱線を浴びた瓦(寄贈/竹井亮)
37.瓦(寄贈/植木繁造)
38.罹災証明書(寄贈/安藤博之)
39.罹災証明書(寄贈/安藤博之)
40.死亡告知書、死亡診断書(寄贈/匿名)
41.罹災証明書(寄贈/植田雅晴・怜子)
42.飾り壺(寄贈/匿名)
43.被爆した写真(寄贈/福原信太郎)
44.被爆後の広島[写真](撮影/林寿麿、提供/長岡和憲)
45.被爆後の広島[写真](撮影/クライヴ・ホロウェイ、提供/ アレック・ホロウェイ)
46.被爆後の広島[写真](撮影/アール・グロトフェルティ、提供/アール・グロトフェルティ、スーザン・グロトフェルティ、長谷川みどり)
47.金井清氏が遺した原爆被害調査関連資料(寄贈/工藤一嘉)
48.「原子爆弾空襲の体験」[体験記](寄贈/松田雅子)
49.針が止まったままの壁掛け時計(寄贈/松井昭三)
50.瓦片(寄贈/末友智子)
51.大黒天像(寄贈/木戸啓二)
52.大黒天像、花びん、瓦片(寄贈/田中栄章)
53.「広島電鉄株式会社軌道課 復興三周年紀年写真帖」(寄贈/新田祥子)
54.戦後の広島[写真](提供/下川摩夜美)
55.被爆7年後の広島駅前[写真](撮影/秋信邦之、提供/秋信隆)
56.原水爆禁止世界大会(仮称)趣意書(寄贈/北西允)
57.平和祭[写真](撮影/布崎正人、提供/北尾昂平)
58.新たに見つかったガラス片
解説動画
一部の展示資料について、学芸員による解説をご覧いただけます。