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新たに収集した写真資料を平和データベースに掲載しました


October 10, 2018

 広島平和記念資料館は、これまで、被爆資料や遺品、写真など被爆に関するさまざまな資料を調査し、収集・整理しています。

 この度、新たに収集した下記の写真資料を平和データベースに掲載しました。

 

(1)米国国立公文書館より収集した米国戦略爆撃調査団撮影写真(1,033点)

 米国戦略爆撃調査団は、米軍による戦略爆撃の効果を検証するための組織で、昭和20年(1945年)10~11月に広島において調査を行い、原子爆弾による被害の様子を詳細に撮影しています。

 

 資料館では、平成21年度(2009年度)から24年度(2012年度)にかけて米国国立公文書館から高解像度の写真データを入手し、撮影内容の確認や既存資料との照合等を行い、平和データベースに掲載しました。

 平和データベースの写真カテゴリーで、「米国戦略爆撃調査団」と検索することにより、一覧することができます。

 

(2)平成29年度の米国調査で収集した写真資料の一部(12点)

 平成29年(2017年)9月25日から10月5日まで、資料館職員が、アメリカ科学アカデミー、シカゴ大学図書館、マッカーサー記念館、アメリカ海兵隊歴史部を調査し、約1,670点の写真を収集しました。平和記念資料館がこれらの4館を調査したのは今回が初めてです。
 これらの写真のうち、これまで資料館が未収集であった写真のうち下記の12点について、先行して平和データベースで公開を開始しました。

 

1.広島赤十字病院に設けられたABCCの研究室
1947年(昭和22年)10月26日 米軍撮影
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

2.救護所となった本川国民学校内部
1945年(昭和20年)8月 川本俊雄撮影(推定)
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

3.広島商工会議所から撮影された広島護国神社跡
1946年(昭和21年)8月5~7日頃 川本俊雄撮影
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

4.広島商工会議所から撮影された原爆ドーム
1946年(昭和21年)8月5~7日頃 川本俊雄撮影
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

5.広島商工会議所から撮影された相生橋
1946年(昭和21年)8月5~7日頃 川本俊雄撮影
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

6.建設中の広島平和記念資料館本館(外観)
1951~55年(昭和26~30年)頃
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

7.建設中の広島平和記念資料館本館(内部)
1951~55年(昭和26~30年)頃
アメリカ科学アカデミー所蔵

 

8.航空機から撮影した被爆後の広島―舟入地域付近から北を望む
1945年(昭和20年)10月以降 米軍撮影
Susan & John Cessna, Douglas Vingo家寄贈
マッカーサー記念館所蔵

 

9.広島市役所前
1945年(昭和20年)秋頃 F. Clay Nixon撮影・寄贈
アメリカ海兵隊歴史部所蔵

 

10.広島瓦斯広島工場付近の焼け跡に立つ少女
1945年(昭和20年)秋頃 F. Clay Nixon撮影・寄贈
アメリカ海兵隊歴史部所蔵

 

11.広島流川教会と倒れた自動車
1945年(昭和20年)秋頃 F. Clay Nixon撮影・寄贈
アメリカ海兵隊歴史部所蔵

 

12.大手町国民学校跡
1945年(昭和20年)秋頃 F. Clay Nixon撮影・寄贈
アメリカ海兵隊歴史部所蔵

 

【お問い合わせ先】
広島平和記念資料館学芸課 082-241-4004


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