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3-2-1家族を失って


壁掛け時
計爆心地から200m 中島本町
濱井徳三寄贈

この時計は被爆当日、中島本町の自宅兼理髪店跡から、遺骨とともに掘り出されたものです。寄贈者の濱井徳三さん(当時11歳)は市外に疎開していたため無事でしたが、自宅に残っていた父親の次郎さん(当時46歳)、母親のイトヨさん(当時35歳)、姉で安田高等女学校3年生の弘子さん(当時14歳)、兄で修道中学校の1年生の玉三さん(当時12歳)の4人は亡くなりました。

たった一人残された徳三さんにとって、原爆投下の前日、両親と姉が疎開先に遊びに来たのが家族との最後の思い出になりました。

 

濱井さん一家
濱井徳三提供