文字サイズ
S
M
L
背景色

5-1-1原爆の開発


ウラン濃縮工場

アメリカ・テネシー州オークリッジ PPS通信社提供

 

 ドイツで原爆の開発が進められているのではないかと恐れた科学者の意見をきっかけに、第二次世界大戦が始まった1939年(昭和14年)、アメリカは原爆製造の理論的な可能性について研究を始めました。
  また、イギリスにおいて1941年(昭和16年)7月、モード委員会が原爆の製造が可能と報告しました。同年11月には、アメリカ科学アカデミーも3、4年以内に原爆の使用が可能になることが期待できると判断しました。
 1942年(昭和17年)6月、アメリカは原爆製造計画に着手しました。膨大な経費を使い原爆は完成し、1945年(昭和20年)7月16日、爆発実験に成功しました。