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2-2-3-1北林哲夫さんの学生服

爆心地から600m 中島新町
北林はつゑ寄贈

当時12歳だった北林哲夫さんは、爆心地から600メートル離れた建物疎開の作業現場で被爆しました。

自宅へ戻った哲夫さんの顔ははれ上がり、いつもの面影はありませんでした。両親が懸命に看病しましたが、翌7日にうわ言のように歌を歌いながら亡くなりました。

父親は日記に、哲夫さんが亡くなった時の様子を記しています。

「二階ニ上リ走リ下リクレバ、既ニ脈拍ナシ。万事休ス。時ニ午後四時二十分ナリ。悲憤痛恨、之ニ過ギタルナシ。」「通夜ス。泣ケテ泣ケテナラズ。」

 

北林哲夫さん遺影

北林哲夫さん

中国新聞社協力

 

 

本館 被爆の実相 2 8月6日のヒロシマ

2-2-3 亡くなった生徒たち内の資料