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3-1-4-1疎開先の弟たちにあてた葉書

被爆翌日に疎開先の弟たちにあてた葉書
四竈揚寄贈

広島女学院高等女学校4年生の四竃佑子さん(当時15歳)は、学校内で被爆し、倒壊した建物の下敷になって頭などに大けがを負いました。佑子さんは自分の体のことよりも疎開先にいた弟たちを心配し、翌8月7日にこの葉書を書きました。やがて一家は再会することができましたが、佑子さんは9月4日に家族に見守られながら亡くなりました。

 

更ちゃん招ちゃん、お元気?
長い事お手紙出さないでごめんね。
昨日不意に敵機が来て、広島は少なからずやられたけど、
姉ちゃんは元気でいます。
まだお父ちゃんお母ちゃん、揚ちゃんの事はわからないけど、力を落とさないで
みんなのことを無事であるように
お祈りしてて下さいね。
〔葉書の内容より〕

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