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2-3-1-3血を吐きながら亡くなった弟

1945年(昭和20年)8月31日 安芸郡坂町小屋浦の自宅
山下正人作

作者の弟の山下伍さん(当時20歳)は建物疎開の作業中に被爆しました。

一時は歩けるまで元気になりましたが、8月25日ごろから鼻血が出て髪の毛が抜け、体中に赤い斑点ができました。

8月31日に血を吐きながら亡くなりました。意識は確かなままでした。