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2-3-1-2頭髪が抜けた姉と弟

1945年(昭和20年)10月上旬 千田町一丁目 広島赤十字病院
菊池俊吉撮影 田子はるみ提供

姉のアイ子さん(当時9歳)と弟の徹さん(当時7歳)は、爆心地から約1,000メートルの木造家屋内で被爆。外へ出て黒い雨も浴びました。

被爆して4、5日たった頃から髪の毛が抜け始めました。

アイ子さんは食欲が無くなり、歯ぐきからの出血や発熱などを生じました。

二人はいったん回復しましたが、後に体調を崩しました。

徹さんは4年後に11歳で、アイ子さんは20年後に29歳で亡なくなりました。